パリ講和会議資料データベースの概要

本資料は、第 1次世界大戦の戦後処理のために開催された「パリ講和会議」の原資料である。 わが国には外務省外交資料館に日本関係を中心とした資料が所蔵されているが、 各種委員会の公開・非公開の資料がこれほど包括されているのは、 合衆国フーバー研究所と本資料のみであろう。

第一次世界大戦後、ヨーロッパの国境が大幅に変更されるが、 本資料にはドイツ処理、東ヨーロッパの緊急食料援助問題、バルト情勢、 ポーランド問題等の戦後処理に関する各種委員会での討議の詳細な内容が原資料として含まれている。 第一次世界大戦と大戦間世界秩序の研究にとって貴重なオリジナル資料であり、 現代ヨーロッパ情勢を研究する者にとっても有益な資料である。

資料は、93,000枚、5,800項目に及ぶものであり、 研究に活用するためにはデータベース化が強く望まれ、 本学各学部の研究者で「パリ講和会議資料データベース作成委員会」が結成された。 委員会は本資料の整理のために平成 4年度科学研究費補助金研究成果公開促進費を申請し、 決定を受けて作成できたものである。